はじめに
本記事では、N-ONEにドライブレコーダー、VIOFO A129 Duoについて解説します。この内容は、かつてアメブロでも記事にしましたが、その内容をパワーアップさせた内容となっております。安価かつ高性能なドライブレコーダーとしてお勧め出来る製品です。ドライブレコーダー選びの参考になれば幸いです。
VIOFOというメーカー
VIOFOは中国のメーカーで、元々は欧米を中心にシェアを広げていましたが、日本市場への進出は2019年と歴史が浅い事もあり、知らない方が多いと思われます。以下にオフィシャルサイトのリンクを貼っておきます。
A129 Duoについて
オフィシャルサイトを見て頂ければおわかりの通り、製品ラインナップも充実しています。その中から私が選んだのは、A129 Duoという機種です。この製品には、以下のような特徴があります。
- 前後フルHD録画可能
- 暗視能力が高い
- GPS搭載
- リアカメラとの接続がminiUSB
- スマホのアプリとWi-Fi接続可能
- MicroSDカード最大256GBまで可能
- オプション品を使えば駐車監視システムも使える
- 日本語対応
これだけ特徴を並べただけでも、高性能だという事はおわかりでしょう。特に、リアカメラとの接続方法、アナログ方式ではなくデジタル方式ですので、画質劣化もありません。
日本メーカー製品でも、これだけの特徴をもつ製品は多くありません。それでいて、価格も手頃という訳です。とは言え、オートバックスのような量販店で見掛けたことがないため、ネット通販で購入するしかないと思われます。
参考までに、製品ラインナップでは、フロントカメラが4K録画可能な機種もあります。確かに4Kの方がきれいに映りますが、その代わりファイルサイズが大きくなってしまいます。フルHDでも十分にきれいな映像を撮影出来ますので、コストと性能のバランスを考えると、フルHDで問題ないという結論に至りました。
製品紹介
外箱は結構格好いいデザインになっています。
本体です。コンパクトなデザインになっています。
リアカメラです。大きすぎず小さすぎずと、ちょうどいいサイズ感です。
本体とリアカメラの接続ケーブルです。接続ケーブルの長さは5メートルです。
シガーソケット接続の電源ケーブル類です。ケーブルとシガーソケットに刺す部分は別になっていて、USBで接続します。ちなみにUSBポートは2つあります。
本体とパソコンを繋ぐためのUSBケーブルです。これは使い道がないかな。SDカード変換アダプタを使って、MicroSDカードを普通にパソコンで読み込んだ方が手っ取り早いです。
クリップ、内張剥がし、両面テープ類です。ちなみに両面テープは、本体にもついていますので、こちらは予備という扱いになります。
別売りで購入した、ドライブレコーダー用CPLフィルターです。これがあると、反射光の抑制とか、レンズの傷や汚れ防止に役立ちます。
N-ONEに取付
私の愛車N-ONEへの取付はDIYで行いました。電源は、ヒューズボックスのアクセサリー電源から取りました。配線もカバーや内張の中に隠しました。見た目もスッキリして、初めてやったにしては上出来だったと考えております。
本体は、ルームミラーの後ろに設置しました。
電源ケーブルとリアカメラ接続ケーブルは、フロントガラスと天井の間に押し込んで隠しました。
ケーブル類を、Aピラーを通して足下に落とします。
ヒューズボックスです。アクセサリー電源からヒューズ電源タイプの電源ソケットを使いました。余ったケーブル類は、束ねてガムテープでカバー裏に貼り付けて固定しています。
リアカメラへの接続ケーブルは、ドア下のカバー内を通しました。サイドカーテンエアバッグ装着車のため、ここを通すしかありません。
後部座席のドア下カバー内を通します。
この辺りで、ケーブルを上に持っていきます。ここでは配線通しが大活躍です。
配線通しを使って、蛇腹の中を通します。
ハイマウントストップランプの所からケーブルを出して、リアカメラに接続します。ちなみにケーブルの長さ的に、このルートで通すと、ちょうど良かったです。そのため、ミニバンサイズですと、ケーブルを通すルートにもよりますが、長さ的に厳しいかもしれません。
主な設定
録画解像度については、デフォルトで1080P+1080Pとなっていて、そこからの変更は不可能です。
ビットレートは、高いか低いのどちらかが選べます。高いの方で設定しました。ちなみにこれで、30fpsのようです。
カメラ画面切り替えは、リアオーバーレイにしました。ここは、使用時に見る機会はないので何でもいいのですが、一応設定しただけです。リアオーバーレイだと、メインがフロントで、リアが4分の1サイズで表示されます。
ループ録画は、オフ、1分、2分、3分、5分、10分から選べます。私は10分にしました。
WDRは設定オンです。
露出の補正は、フロントとリアそれぞれで設定が可能です。とりあえず±0にしました。写真はフロントカメラの設定のみですが、リアカメラも同様です。
駐車監視モードに関する機能は使用していません。
ちなみに、GPSを搭載していても、タイムゾーンを合わせないと、時刻の正しい表示はされません。GMT+9を選択する必要があります。
使用した感想
デフォルトは英語表記のため、言語設定で日本語を選択すれば、操作するに当たって不自由な点はありません。ただ、スマホのアプリとWi-Fi接続して使うとなると、映像の表示に読み込みが追いつかないようで、あまり使い勝手は良くないと思います。Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯から選ぶ事が出来るため、私は2.4GHz帯で試しただけですので、5GHz帯にすれば通信速度も上がると思います。ただ、5GHz帯の屋外利用は確か電波法か何かに引っかかるような事を解説しているサイトを見た記憶があるため、5GHz帯での使用は試していないという訳です。
MicroSDカードについては、当初は、128GBのMicroSDカードを使用していましたが、後に256GBのMicroSDカードを使用する事になりました。10分毎のループ録画で、ファイルサイズは1つのカメラ当たり1.17GBとなります。ですので、256GBのMicroSDカードであれば、万が一の記録というだけでなく、ドライブの記録を残すという使い方も出来ます。ちなみにざっくり計算ですが、256GBあれば、18時間以上の記録が可能となります。日帰りドライブであれば十分なのは勿論、1泊2日程度のドライブでも十分な時間を記録出来ると考えております。
画質は、前後ともにきれいな映像で記録されています。暗視能力も高く、夜の映像でもきれいに記録されています。
実際の映像
YouTubeにレビュー動画として、昼間と夜間の前後カメラで記録したものをUpしています。つたないナレーションですが、ドライブレコーダーの映像レビューとして、実際に画質がどう映っているとか確認するのには支障ないかと思われます。
終わりに
VIOFO A129 Duoについて解説させて頂きました。非常に性能が高く、それでいて手頃な価格帯というのは、中国メーカーならではと思います。中国製で品質はどうなのかと思われる方も多いでしょうが、冒頭でも述べた通り、元々は欧米でシェアを広げていましたので、このメーカーの製品であれば問題ないだろうと考えております。まあ、Amazonで数千円とか格安で販売されているようなものだと、流石に怪しいとは思いますけど・・・。
最近はディーラーオプションで販売されていたり、オートバックスのような量販店でも数多くの機種が取り扱われています。そのような中で、ネットでしか買えないけど、実は結構優秀な機種もあるんだという事を知ってもらえるきっかけになれば幸いです。
興味を持たれた方は、以下の販売サイトからチェックして下さい。
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